トレチノイン・ハイドロキノン
にきび
使い方を誤ると逆効果になりますのでご注意ください。
必ず目を通してから使用してください。
http://www.cosmetic-medicine.jp/tre-hq/index.html
東大HP:トレチノイン療法
ビタミンA誘導体の一種で肌のターンオーバーを強制的に行わせる外用薬です。
トレチノインはその反応において炎症・皮剥けが起こります。このときハイドロキノンや日焼け止めを使用しなかった場合、
炎症性色素沈着を生じてしまい、使用前より肌が汚くなることも起こりえます。
血液中に微量のビタミンAが流れているためアレルギー反応を起こすことはありません。
皮膚のターンオーバーの際に新しいメラニン色素を作らせない効果があります。
単体では浸透性が弱く、肌のターンオーバーが終わるまで長時間塗り続ける必要がありますが、
薬剤浸透性向上とターンオーバー促進作用があるトレチノインと組み合わせることでシミや色素沈着に大きな効果があります。
ハイドロキノンは接触刺激性があり、4%を超える濃度では効果に対して刺激性が大きくなりすぎるという研究結果があります。
あまりに高濃度すぎるものや塗りすぎには注意しましょう。
トレチノインにて肌のターンオーバーを促進→ハイドロキノンにてメラニン色素の生成を阻止
これが基本的な方法です。
トレチノインの濃度は大体0.01〜0,1%で濃度が高いほど効果があります。
トレチノインを塗った患部は肌が赤くなり肌が剥け、紫外線に弱い状態となるため
朝使用する場合は日焼け止めを塗ってください。塗らない場合紫外線によるシミが考えられます。
トレチノインの使用方法
リスクが高い治療方法なため使い方をよく確認してから使用してください。
1まず、石鹸で洗顔します。良く泡立ててごしごしこすらないようにしましょう。
化粧水 刺激の少ないもの。適度な保水成分を含むもの。
2ビタミンCローション 高濃度のもの。広く使用します。
3トレチノインゲル(黄色いゲル)を、しみの部分からはみ出さないようにベビー綿棒で薄く丁寧に塗り、乾かします(1-2分)。
・はじめは1日2回(朝、晩)ご使用ください。(担当医の指示に従ってください)
・赤みが強くなってきたら夜のみ1回お使いください。
・境界がはっきりしているときは、なるべくしみのふちから出ないようにしてください。
・反応、刺激が強すぎる時はトレチノインのみをお休みして、担当医に相談しましょう。
4ヒロドキノン(ハイドロキノン)軟膏(半透明色の軟膏)を塗ります。
これは指で、広くはみ出して(例えば顔全体に)塗ってください。
5ヒドロキノンは必ず朝、夜2回使いましょう。
6朝は、日焼け止めクリームもしくはUVカット入りの化粧下地クリームを塗ります。強くこすらずに、上に重ねて置く感じで塗ってください。余分な分はティッシュペーパーなどで静かにふき取りましょう。
7お化粧をする場合は、クリームやパウダー(UVカット入り)のファンデーションを使います。コンシーラーやパーフェクトカバーなどのカバー用ファンデーションを使うこともできます。夜の場合は、オイルでカバーすると皮膚のツッパリ感や乾燥を防ぐことができます。
皮膚がむけ、赤くなってきたら(治療開始2〜3日後)
この治療をはじめてから、通常、1日は何事も起こりません。ところが、2、3日ほど経つと、 塗ったところとその周辺の皮膚がポロポロとむけ、赤くなってきます。顔を洗うときも、ヒリヒリすることがあります。 この反応は、トレチノイン治療には必ず伴う反応です。また、本治療を中止すれば、徐々に回復します。皮は無理にむかず、自然には がれるのを待ってください。このように皮膚がむけ始めましたら、次のことに注意してください。
1)保湿ケア
トレチノイン治療中は、皮膚の角質層がはがれますので、皮膚のバリアー機能や水分保持機能がなくなっています。治療部位では水分がどんどん蒸発して、皮膚が乾いて突っ張ったりします。また、バリアー機能がないため、いろんな刺激や外敵から皮膚を守るために皮膚を保護する必要があります。担当医の指示に従い、適切なスキンケアを行ってください。
2)紫外線のケア
トレチノイン使用中は、紫外線の影響を非常に受けやすい状態になっています。従って、紫外線のケアが悪いと かえってしみを呼ぶことになってしまいます。担当医の指示に従い、適切な紫外線ケアを使用しましょう。刺激の少ないサンスクリーン(紫外線吸収剤が入っていない製品)や遮光用ファンデーションなどを使用します。特に汗をかく季節には紫外線ケアがおろそかになりますので、日中は頻繁に気を配るようにして下さい。
東大HP:トレチノイン療法
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トレチノインの効果
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